島野浦観光案内所

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島野浦の産業

島の主産業は、水産業や水産加工業です。かつての海上交流によって他地域からもたらされた漁法や魚の製造技術が、今も島の経済を支えています。

島民のほとんどは漁業関係者であり、現在もまき網やマグロはえ縄などの漁業、水産加工業が主として行われています。かつてはイワシが多く獲れ、「イワシの舞う島」と呼ばれていました。

島野浦の産業

島野浦の歴史

島野浦には、少なくとも安土桃山時代には人が住んでいたとされる記録が残っています。

鎌倉時代から南北朝・室町時代には、島の周辺で活躍していた水軍の“風待ち港”として発展し、江戸時代には、延岡藩主の内藤氏が参勤交代の寄港地として利用していました。

その後、和歌山や四国などから人々が移り住み、1950年代の最盛期には3400人ほどが暮らしていたそうですが、現在では600人ほどとなっています。

島野浦の歴史

メキシコ女王伝説

島には江戸時代後期から伝わる不思議な伝説が存在します。

一隻のカツオ船が島に帰港中、波間に漂う木箱を見つけて中を開けてみると、白骨化した人間の顔と金髪に銀の髪飾り、宝石の数々が出てきました。

祟りを恐れた漁師たちはこれを人知れず島に埋めましたが、やがて「メキシコ女王伝説」として語り継がれるようになりました。

現在では高速艇の発着所近くに立てられたメキシコ女王のブロンズ像が島を訪れる人々を出迎えています。

メキシコ女王の墓

島野浦の自然・文化

1974年には日豊海岸国定公園に指定され、2009年には国土交通省より「島の宝100景」に選出されました。
古くから変わらない美しい自然景観が今も残っています。

影ヶ谷(かげんだ)

島の北海岸にあるビーチで、シーカヤック、シュノーケルなど楽しむことができます。徒歩では1時間以上かかるため、船で上陸する、まさにプライベートビーチです。

島野浦とは

千貫目(せんがんめ)

島の南海岸にある太平洋の荒波によってできた海蝕トンネルです。 波が穏やかであれば島一周クルージングでトンネルをくぐることもできます。熊の鼻穴に似ていることから「鼻熊」とも呼ばれています。

島野浦とは

西国三十三観音

「しま山100選」の遠見場山(とんばやま、標高186m)のトレッキングコース沿いに三十三体の観音様が祀られています。 天保12年(1841年)、近畿6府県と岐阜県にある「西国三十三ヶ所」を模して島野浦霊場としてつくられたもので、それぞれ本尊のあるお寺と寄進者の名前が刻まれています。

島野浦とは

オオスリバチサンゴ

島の北側の海底にある、大輪のバラの花のような形をしたサンゴ。世界一の規模といわれるオオスリバチサンゴの群落で、素潜りでも見ることができます。

島野浦とは

中山崖

遠見場山のトレッキングコース上で、島の最東端、高さ約70mの断崖絶壁からの息をのむ絶景で、太平洋が一望できます。

島野浦とは

年間スケジュール

みかん投げ

1月

1年の始まりの行事として、厄年や還暦を迎えた世帯が、自宅の2階などからみかん、餅、お菓子、日用品などをたくさん投げる島の風習で、厄除けの意味合いがあります。

みかん投げ

つつじトレッキング

4月

「しま山100選」の遠見場山(とんばやま、標高186m)のトレッキングコース沿いに、4月下旬から5月上旬にかけて、数百本のミツバツツジが満開となります。ツツジのトンネルや山頂からの景色を楽しみに、島外から多くの人が訪れます。

つつじトレッキング

春のアサギマダラ島散策

5月

「旅する蝶」アサギマダラは、季節に合わせて長い距離を移動します。5月はアサギマダラが北上する姿を目にでき、春の空気を感じつつ島散策ができます。

春のアサギマダラ島散策

盆踊り

8月

島で古くから伝わる伝統の盆踊りが、島の中央にある広場で開催されます。出店も並び、島内外の人たちが夏の夜の風物詩として楽しんでいます。

盆踊り

秋のアサギマダラ山歩き

10月

「旅する蝶」アサギマダラは、季節に合わせて長い距離を移動します。10月では、アサギマダラの南下途中の休息する姿を見ながら山歩きができます。

秋のアサギマダラ山歩き

島野浦神社秋季大祭

11月

11月の月夜(満月の夜)にあわせ、前夜祭(よどん晩)と本祭の2日間行われる祭り。ケンカ神輿、神楽、漁船パレードなど行われ、島外から多くの観光客でにぎわいます。

島野浦神社秋季大祭

島野浦の愉快な人たち